ポルシェ911カレラ(996前期型)試乗

  • 2008/07/02(水) 00:06:25

昔、カエル顔が現役だったころは全く見向きもしなかったポルシェ。カッコ悪い車だと思っていた。そのころ先輩からは「年をとるとポルシェがよくなる」と聞いていたが、まさか自分がポルシェ好きになるとは予想していなかった。
しかし、本当だった。次に買う車はポルシェと決めている。

ポルシェ好きになった後も、やはりポルシェと言えば空冷と思ってしまうので、996は全く対象外だった。なので食わず嫌いというか、一度も乗ったことがなかった。
だが、日常の足、気軽に乗れる車という視点で考えると、最近の中古車相場は魅力的である。最後の空冷モデル・993と価格が逆転しているのだ。996を見直してみようと思ったわけである。

さて前置きが長くなってしまったが、996カレラ前期型(99年式)に試乗することができた。

996のヘッドライト周りのデザインは賛否両論。新車当時、ボクスターとの共通パーツの多さはあまり肯定的にはとらえられなかった。今見るとこれは好き好きであるが、やはりこのデザインはあまりいいとは思わない。

ドアのしまる音は、993のような金属音(W126やW124のベンツみたいな音)ではなく、普通である。さて走り出すと、室内は静かである。エンジン音もとりたてていいという感じではなく、静粛性を重視したような感じだ。試乗車はティプトロニックだったので、本当に何の気遣いもなく走れる。
マニュアルモードにして自分でギアを選択して走ると遅くはないが、それほど速くもない。ただ9年落ちにしては、さすがボディはしっかりしていると思う。

この試乗車は360万円の値札がついていたが、この価格で考えるとお買い得である。味はあまりないが、そこそこ走る通勤用スポーツカーとしては何の不足もない。ポルシェに乗っているという満足感もあるし、新車でランエボあたりを考えるなら、買い得感の大きい996にするという選択は有りだろう。

997は、さすが乗って楽しいしエンジン音もいいし、日常に使える趣味車として所有する喜びが味わえるが、996前期型は、正直なところ趣味車にするにはあまりに普通すぎるというのが感想である。
ポルシェはMTに限る、とずっと思っていたが、この試乗中に渋滞に巻き込まれてしまったが本当に楽だったことを思うと、通勤用・日常用途であればATもありと感じた。

同じ996でも後期型は改良が加えられ、もっと楽しい車になっていると聞いているので、機会があったら乗ってみたいと思う。

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する